見守り・GPS

ペット見守りGPSの選び方と比較|通信方式で決める犬猫向け5選

公開: 2026年8月6日

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「うちの子が脱走したとき、GPSとAirTagってどっちで探せるの?」と迷っている方は多いのではないでしょうか。結論から申し上げますと、合う1台はどこまで追いたいか(生活圏)と月額費用を負担できるかで決まります。同じ「見守りデバイス」でも、通信方式が違えば追える範囲がまるで変わるからです。まずは状況に応じたおすすめから紹介します。

本記事では、脱走・迷子対策の見守りデバイスを、公式サイトの仕様をもとに比較します。とくに、多くの方が混同しがちな「GPSかBluetoothか、それとも位置を追わない行動記録か」という通信方式の違いから整理していきます。

まずは5つをひと目で比較 — 通信方式で追える範囲が変わる

詳細な解説に入る前に、5つの違いを1枚の表で確かめてみましょう。並び順は総合的なランキングではなく、通信方式とリアルタイム追跡の可否で整理しています。

製品 通信方式 リアルタイム追跡 月額 電池持ちの目安 重さ・防水 対応スマホ 首輪への装着
Tractive GPS(DOG/CAT) GPS+携帯回線(LTE) できる(広域) 必要 数日〜(モードで変動) 約35g前後・防水 iPhone/Android ペット専用機
まもサーチ3 GPS+LTE-M+WiFi測位 できる(広域) 必要(低め) 最長約2ヶ月 IP65防塵防水 iPhone/Android タグを装着
Apple AirTag Bluetooth(探すネットワーク) 近距離のみ・都市部前提 なし 電池交換式で約1年 IP67防水 iPhoneのみ 社外ホルダーが別途
Tile Mate Bluetooth 近距離のみ(約105m目安) なし 約3年・交換不可 IP68防水 iPhone/Android 別途ストラップ等
Catlog 2 宅内WiFi(位置は追わない) 追わない(行動記録) 必要 最大約1ヶ月 猫専用・首輪型 iPhone/Android 猫専用首輪

この表でまず見てほしいのは「通信方式」と「リアルタイム追跡」の関係です。広い範囲でリアルタイムに追えるのはGPSを搭載したTractiveとまもサーチ3だけで、AirTagとTileは近距離の探し物向け、Catlogはそもそも位置を追う製品ではありません。ここを取り違えると「買ったのに脱走した子を追えなかった」という失敗につながります。次の章で、その分かれ道を詳しく見ていきます。

最も重要なのは「通信方式」 — 追える範囲がまるごと変わる

見守りデバイスを選ぶとき、価格や重さより先に確かめてほしいのが通信方式です。方式が違えば「どこまで追えるか」が根本から変わります。大きく3つに分類されます。

GPS(LTE)は広い範囲でリアルタイムに追える — 月額がかかる

GPSは人工衛星から位置を割り出し、携帯回線でその位置をスマホに送る仕組みです。TractiveとまもサーチはこのGPSに加えてLTEなどの携帯回線を搭載しています。そのため、離れた場所に脱走してもスマホの地図上でリアルタイムに居場所を追えます。仮想フェンスを設定しておけば、そこから出たときに脱走アラートを受け取れるのも強みです。

その代わり、携帯回線を利用するぶん、月額の通信プランが必要になります。追跡の確実さと引き換えの固定費、と考えると分かりやすいでしょう。遠くまで行ってしまう不安があるなら、ここは払う価値のある費用です。

Bluetooth(AirTag・Tile)は近距離の探し物向け — 広域脱走は苦手

AirTagやTileが使うのはBluetoothです。GPSは搭載していません。ここが最大の誤解を招きやすい点です。

Bluetoothはスマホと直接通信できる距離が、せいぜい数十メートル程度です。ではなぜ離れても位置が分かるかというと、AirTagは近くを通るほかの人のiPhoneが位置をこっそり中継してくれる仕組みだからです。人通りが多い都市部であれば実用的ですが、一方で、人もiPhoneも少ない郊外や山間では中継役がいないため、広域に脱走した子を確実に追うのは苦手です。「AirTagで十分では」と考えている方は、住んでいる場所が中継の起きやすい環境かどうかで判断してください。

宅内の行動記録(Catlog)は位置追跡ではない — 留守中の行動・体調を見守る別ジャンル

Catlog 2は首輪型ですが、GPSもLTEも搭載していません。宅内のWiFiにつなぎ、猫の食事・運動・睡眠といった行動と体調を記録する製品です。つまり「どこにいるか」を追うデバイスではありません。

脱走・迷子対策として買うと目的と合わないため、迷子GPSとは別ジャンルとして区別してください。留守中に元気にしているか、いつもと違う様子はないかを知りたい、という見守りの入口としては心強い1台です。

あなたの生活圏で選ぶ — 用途に合わせた選び方

通信方式の違いが分かったら、あとは自分の暮らしに当てはめるだけです。生活圏と使っているスマホ、月額の許容度で選び分けてみましょう。

遠くまで行ってしまう犬・脱走した猫を確実に追いたい

広い範囲を確実に追いたいなら、GPSを搭載した製品が前提になります。なかでもTractive GPSは首輪に付けるペット専用機で、リアルタイム追跡と位置履歴、脱走アラートの仮想フェンスまでそろっています。月額はかかりますが、追跡の確実さを最優先するなら現時点でTractiveが有力な選択肢です。

iPhoneユーザーで近所の徘徊が心配・月額は払いたくない

行動範囲が近所どまりで、iPhoneを使っていて、継続費用は避けたい。そんな方にはAirTagが合います。月額はかからず、本体は数千円台から始められます。ただし首輪に付けるにはペット用のホルダーが別途必要で、広域脱走の確実な追跡には向かない点だけは押さえておきましょう。都市部など、周囲に人がいる環境なら、月額なしで始める現実的な選択肢です。

家族にAndroidもいる・両対応で月額なしがいい

AirTagはiPhone専用です。家族にAndroidの人がいる、あるいは両対応で月額なしがいいなら、Tile Mateが候補になります。iOSとAndroidの両方で使え、月額もかかりません。探せる距離は近距離が前提のため、用途はAirTagと同じく都市部での徘徊・置き忘れ対策と考えてください。

室内飼いで、まずは留守中の様子を知りたい

完全室内飼いで、脱走より先に「留守中に元気にしているか」を知りたい方には、Catlog 2のような行動記録デバイスが向きます。位置は追いませんが、行動と体調の変化に気づくきっかけになります。姿そのものを確認したい場合は、見守りカメラのほうが目的に合います。カメラについてはこの記事の後半で触れます。

小型犬・猫でも付けられる? — 重さと首輪の相性

デバイス選びで見落としがちですが重要なのが、体への負担です。小型犬や猫は首まわりが細く、重い機器は嫌がって外そうとします。目安として、Tractiveはペット専用に作られ約35g前後で、小型犬や猫にも装着しやすい重さです。まもサーチは首輪専用機ではなくタグを装着するタイプのため、お手持ちの首輪やハーネスに合わせやすいのが利点です。

AirTagやTileは本来ペット用ではないため、首輪に付けるには社外のホルダーやストラップが要ります。装着したまま歩けるか、金具が肌に当たらないかを、実際に付けて確かめてあげてください。首輪に付けたあとは、指が1〜2本入るゆとりを保つと、負担や引っかかりを避けやすくなります。

5つそれぞれの決め手と注意点 — 表の順に1台ずつ

ここからは、比較表の順に1台ずつ見ていきます。順位付けではなく、どんな方にどれが向くかで整理します。仕様は公式サイトの記載をもとにまとめています。

Tractive GPS(DOG 4 / CAT 4) — 広域を確実に追う脱走対策の本命

日本では正規代理店を通じて販売されているペット追跡専用のGPSです。首輪に付けるだけで、離れた場所への脱走もスマホの地図でリアルタイムに追えます。仮想フェンスを設定すれば、安全な範囲から出たときに通知が届きます。月額はかかりますが、広い範囲を確実に追いたい方には現時点で最有力の1台です。

まもサーチ3 — 月額を抑えて広域も追いたい人向け

子ども・高齢者・車の見守りにも使われる汎用トラッカーで、ペットにも使えます。GPSでリアルタイムに追える一方、月額はTractiveより抑えられており、電池も長持ちします。頻繁な充電が手間な方、月額を抑えつつ広域も追いたい方に合います。首輪専用機ではなくタグを装着するタイプのため、お手持ちの首輪に合わせやすいのも持ち味です。

Apple AirTag(+ペット用ホルダー) — iPhoneユーザーが月額なしで始める入口

近くを通るiPhoneが位置を中継する仕組みで、都市部では実用的です。月額がかからず手軽に始められる反面、GPSを搭載していないため、人通りの少ない広域では追いにくい点に注意してください。iPhoneを使っていて、近所の徘徊や室内の置き忘れ対策として月額なしで始めたい方に向きます。首輪に付けるホルダーは社外品のため、別途販売されているものを選んでください。

Tile Mate — iPhoneもAndroidも使う家庭のBluetooth選択肢

AirTagがiPhone専用なのに対し、TileはAndroidでも使えます。家族にAndroidの人がいる、両対応で月額なしがいい、という家庭のBluetooth選択肢です。探せる距離は近距離が前提のため、用途は都市部での徘徊・置き忘れ対策になります。電池が約3年持つぶん交換はできないため、寿命が来たら本体ごとの買い替えが必要な設計です。

Catlog 2 — 位置は追わず、留守中の行動と体調を見守る

首輪型ですが、位置を追う製品ではありません。猫の食事・運動・睡眠といった行動と体調を記録し、留守中の様子を見守るデバイスです。脱走・迷子対策そのものには使えないため、迷子GPSと混同しないよう別物として選んでください。室内飼いで、まずは体調の変化に気づきたいという方に向く1台です。

見守りカメラと迷子GPS、どちらから始める?

留守中の対策には、「姿を見る見守りカメラ」と「居場所を追う迷子GPS」という両輪があります。どちらを優先するかは、いちばんの不安がどこにあるかで決めるのがおすすめです。

完全室内飼いで脱走の心配が薄いなら、まずは姿を確認できる見守りカメラから始めると安心につながります。逆に、窓やドアからすり抜けて外に出てしまう不安が強いなら、居場所を追えるGPSを優先しましょう。両方そろえれば、在宅時も外出時も安心感を高められます。カメラの選び方は留守中の見守りカメラの選び方はこちらで整理していますので、あわせて確認してみてください。

購入前によくある3つの疑問 — 月額・電波・防水

月額契約を解約したら使えなくなりますか?

GPSを搭載するTractiveやまもサーチは、月額の通信プランを止めるとリアルタイム追跡が使えなくなります。携帯回線で位置を送る仕組みのためです。一方、AirTagやTileはもともと月額がないので、この心配はありません。追跡の確実さとコストのどちらを優先するかで選ぶと、後悔しにくくなります。

電波の届かない場所では追跡できませんか?

GPSは衛星から位置を割り出しますが、その位置をスマホに送るには携帯回線が必要です。そのため、圏外となる山間部やトンネル内などでは、位置情報の更新が止まることがあります。AirTagは近くを通るiPhoneが中継役のため、人が少ない場所ほど位置が分かりにくくなります。どの方式も「電波環境しだいで精度が変わる」点は共通と考えておきましょう。

防水性能や充電頻度はどれくらいですか?

多くの製品が生活防水に対応していますが、対応する規格は製品ごとに異なります。充電の頻度は方式で大きく変わり、GPS機は数日〜1ヶ月ほどでの充電、AirTagやTileは電池交換や本体買い替えが目安です。散歩や外遊びで水濡れの機会が多いなら、防水規格と充電のしやすさもあわせて確認してください。


※本記事は公式サイトの公開情報にもとづく比較記事です。仕様・月額・価格は2026年8月の執筆時点の目安であり、変動します。最新の情報と現行の販売状況は各公式サイト・販売ページでご確認ください。


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