ペットの留守番、室温を自動で管理する仕組み比較|SwitchBot・Nature Remo

本記事にはアフィリエイト広告(商品紹介リンク)が含まれます。当サイトは、Amazon.co.jpアソシエイト・プログラムの参加者であり、適格販売により紹介料を得ています。
「留守中のペットの室温、スマホで見て自動で管理できたらいいのに」と思ったことはないでしょうか。どの仕組みが合うかは、1台で完結させたいか、離れた場所も測りたいかで決まります。まずは、状況に合わせた選び方の結論からお伝えします。
- 迷ったらまずは: 見守りも自動制御も1台で完結させたいなら SwitchBot ハブ2
- 離れた部屋やケージ内の温度も把握したい: SwitchBot 温湿度計+ハブミニ の2台構成
- 温度・湿度・明るさ・人の動きまで見て細かく自動化したい: Nature Remo 3
- まずはペット部屋の温度対策から手軽に始めたい: Nature Remo mini 2
この記事では、SwitchBotとNature Remoの実在製品を、各製品の公式サイトの仕様をもとに比較します。単なるスペックの優劣ではなく、「温湿度を見張るセンサー役」と「エアコンを動かす制御役」をどう組むか、その仕組みの型で選べるよう整理しました。
なお、ここで扱うのはあくまで室温管理を補助する仕組みです。暑さや寒さは体調に直結するため、注意が必要です。自動制御はあくまで補助であり、水分・日陰・換気の併用が前提です。ぐったりしている、食欲がないなど心配な様子が見られたら、早めにかかりつけの動物病院へ相談してください。
まずは仕組みを1枚で見比べる — センサー役と制御役の組み方
暑さ・寒さ対策は、大きく分けて2つの役割で成り立っています。温度や湿度を見張る「センサー役」と、その情報をもとにエアコンを動かす「制御役」です。この2役が1台にまとまっているか、2台に分かれているかで、選ぶべき製品が変わります。
| 製品 | 温湿度センサー | スマホ通知 | 温度で自動ON/OFF | 機器構成 | 湿度・照度・人感 | 参考価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| SwitchBot ハブ2 | 本体内蔵 | しきい値で通知 | 対応 | 1台で完結 | 湿度・照度あり/人感なし | 販売ページで確認 |
| SwitchBot 温湿度計+ハブミニ | 温湿度計を別置き | ハブ経由で通知 | ハブミニ経由で対応 | 2台に分離 | 湿度あり/照度・人感なし | ハブミニ 約5,480円+温湿度計 |
| Nature Remo 3 | 本体内蔵 | しきい値で通知 | 対応 | 1台で完結 | 湿度・照度・人感すべてあり | 9,980円 |
| Nature Remo mini 2 | 本体内蔵(温度のみ) | 温度の通知に対応 | 対応 | 1台で完結 | いずれもなし(温度のみ) | 6,480円 |
まず注目してほしいのが「機器構成」の列です。1台で完結する型は、本体を置いた一点の温度を測ってエアコンを動かします。一方、2台に分離する型は、温湿度計を測りたい場所に、制御役をエアコンの見える位置にと、置き場所を分けられます。価格は変動するため、購入時は各販売ページでご確認ください。
いずれも赤外線リモコン対応のエアコンが前提で、工事は不要です。お使いのエアコンが対応するかは、後半の「買う前に確かめておきたいこと」で解説します。
「見守り」と「自動制御」は何が違う? — 通知で気づく仕組みと自動で動く仕組み
留守中の室温対策には、性質の異なる2つのアプローチがあります。この違いを理解しておくと、製品選びの軸がはっきりします。
「見守り」は、室温が上がったり下がったりしたときにスマホへ通知が届く仕組みです。例えば設定した温度を超えると、外出先のスマホにお知らせが来ます。それに気づいた飼い主が、アプリからエアコンをつけたり、帰宅を早めたりと判断を下します。つまり、人が対応する前提の仕組みです。
「自動制御」は、その判断まで機器に任せる仕組みです。「28℃以上になったらエアコンをつける」といった条件をあらかじめ決めておくと、温度がその値に達した時点で、機器が自動でエアコンを動かします。留守中に人が気づけなくても働くのが利点です。
この2つを支えているのが、先ほどのセンサー役と制御役です。センサー役の温湿度計が室温を測り、制御役のスマートリモコンが赤外線でエアコンを操作します。スマートリモコンとは、エアコンのリモコン信号をスマホや自動化から送れるようにする機器のことです。1台に両方を内蔵した製品もあれば、2台に分けて使う製品もあります。次からは、その型ごとに1つずつ見ていきます。
自分の家に合うのはどれ? — 4つの型それぞれの決め手と注意点
ここからは、比較表の順に4つの型を1つずつ解説します。順位付けではなく、どんな住環境や留守番スタイルにどれが向くかという観点で整理します。
1台で見守りも自動制御も完結する SwitchBot ハブ2
- 型: センサー役と制御役が1台に統合されたオールインワン
- センサー: 温湿度センサーと照度センサーを本体に内蔵
- 制御: 赤外線でエアコンなどを操作するスマートリモコン
- 自動化: アプリで温湿度をリアルタイム表示し、しきい値で通知。温度が設定値以上・以下でエアコンを自動でON/OFFする条件実行に対応
- 表示: 本体に温湿度の画面表示あり
SwitchBot ハブ2は、温湿度を測るセンサーと、エアコンを動かす制御役が1台にまとまった製品です。これ1つで見守りと自動制御が完結します。本体を置いた場所の温度をもとに動くため、ケージのそばなど測りたい一点に本体を設置できる場合、本体1台だけで始められる構成です。
機器を増やさずシンプルに始めたい方に向きます。本体に温湿度が表示されるので、在宅時に部屋の状態をひと目で確かめられるのも使いやすい点です。見守りと自動制御をまとめて1台で持ちたいなら、有力な選択肢となるでしょう。
測りたい場所に置ける SwitchBot 温湿度計+ハブミニ の組み合わせ
- 型: センサー役と制御役を2台に分ける分離構成
- センサー: SwitchBot 温湿度計。Bluetoothで温湿度を測る
- 制御: SwitchBot ハブミニ。赤外線でエアコンを操作するスマートリモコン
- 自動化: 温湿度計のしきい値をトリガーに、ハブミニ経由でエアコンを自動ON/OFF
- 前提: 外出先からのアプリ確認・通知・自動連携には、ハブミニなどのハブが必要
- 参考価格: ハブミニは執筆時点で公式店 5,480円前後。Matter対応版は5,980円前後(変動あり)
こちらは、温度を測る温湿度計と、エアコンを動かすハブミニを2台に分ける組み合わせです。温湿度計を測りたい場所に置き、ハブミニをエアコンの見える位置に設置します。1台完結型では届かない場所の温度を見張れるのが大きな利点です。
例えば、ケージの中、日が差し込む窓際、エアコンから離れた別室など。本体とエアコンの位置が離れている家でも、置き場所を分けて対応できます。温湿度計を増やせば、複数の部屋やスポットに監視の範囲を広げることも可能です。
注意点として、温湿度計だけでは外出先からの確認や自動連携ができない点が挙げられます。単体はBluetoothで近くのスマホに表示するもので、外から使うにはハブミニのようなハブが必須です。離れた場所の温度管理を重視する方や、部屋の広い家・間取りが分かれている家に向く型です。
離れた一点をもう1か所増やしたいときは、SwitchBot 防水温湿度計のような増設用のセンサーを足す方法もあります。屋外や浴室など環境の厳しい場所を測りたい場合の選択肢となるでしょう。
温度・湿度・明るさ・人感まで見て自動化する Nature Remo 3
- 型: 4つのセンサーを内蔵した1台完結のスマートリモコン
- センサー: 温度・湿度・照度・人感の4つを本体に内蔵
- 制御: 赤外線でエアコンを操作
- 自動化: 「28℃以上になったらエアコンをON」など、温度条件での自動運転に対応。しきい値での通知にも対応
- 参考価格: 9,980円(公式ショップ表記・変動あり)
Nature Remo 3は、この4製品の中では測れる項目が最も多いタイプです。温度と湿度に加えて、部屋の明るさや人の動きまでセンサーで捉えます。これらを条件に組み合わせて、細かく自動化したい方に向きます。
例えば、湿度も見ながらエアコンを動かしたい、明るさで別の家電と連動させたいといった使い方が可能です。センサー役と制御役が1台に収まっているため、SwitchBot ハブ2と同様に本体1つで完結します。1台完結型のなかで、より多くの条件を使って自動化したい方に合う製品です。
湿度も見たいけれど人感までは要らないという方には、温度と湿度の2つを測る Nature Remo Lapis という選択肢もあります。参考価格は7,980円で、mini 2と3の中間にあたるモデルです。
ペットの室温対策から手軽に始める Nature Remo mini 2
- 型: 温度センサーを内蔵した1台完結のスマートリモコン
- センサー: 温度センサーを本体に内蔵(湿度・照度・人感は非搭載)
- 制御: 赤外線でエアコンを操作
- 自動化: 温度条件での自動運転に対応
- 用途: 公式が「お子様・ペットの室温対策」を用途として掲げている
- 参考価格: 6,480円(公式ショップ表記・変動あり)
Nature Remo mini 2は、温度でエアコンを自動化する機能に絞ったモデルです。湿度や複数センサーは持たないぶん、価格を抑えています。まずはペット部屋の温度でエアコンを動かせるようにしたい、という入門に向く選択肢です。
この製品は、公式サイトが用途として「お子様・ペットの室温対策」を掲げている点が特徴です。ペットの留守番という文脈での使い方を、メーカー自身が想定しています。湿度や明るさまでは要らず、温度の自動制御からシンプルに始めたい方に合う選択肢です。
買う前に確かめておきたいこと — うちのエアコンで自動ON/OFFできる?
ここまで紹介した仕組みは、どのエアコンでも使えるわけではありません。購入前に、次の4点を確認しておきましょう。
まず、ご自宅のエアコンが赤外線リモコンで操作できることです。ここで紹介した機器は、エアコンのリモコン信号を赤外線で送って操作します。リモコンが赤外線式であれば対応しますが、リモコンを持たないタイプや特殊な通信方式のエアコンでは、自動制御できないことがあります。
次に、自宅にWi-Fi環境があることです。外出先からの確認や自動制御は、機器がインターネットにつながって初めて機能します。ペットがいる部屋にWi-Fiの電波が届くかも確認しておきましょう。
3つ目は、センサーの置き場所です。1台完結型は本体を置いた一点の温度で動くため、直射日光が当たる場所やエアコンの風が直接当たる場所に置くと、部屋の実際の温度とズレが生じます。ペットが過ごす高さの近くで、風や日差しの影響を受けにくい場所を選んでください。離れた場所を測りたい場合は、温湿度計を分けて置ける2台構成が向きます。
最後に、通知や自動化の設定です。「何℃で通知するか」「何℃でエアコンをON/OFFするか」は、購入後にアプリでご自身で設定します。留守番の前に一度設定し、狙いどおりに動くかを在宅時に試しておくと安心です。
自動制御に頼りきらないために — 停電・通信断への備えと涼み場所
自動制御は便利な仕組みですが、決して万能ではありません。過信せずに使うための注意点をいくつかお伝えします。
まず、停電や通信の切断、エアコン側の仕様によって、自動制御が働かない場合があることです。インターネットが止まれば外からの操作は届かず、エアコンが独自の動作をして命令を受け付けないこともあります。留守番の時間が長い日は、これらの自動制御だけに頼り切らず、エアコンのタイマーと併用するなど二重の備えをしておくと安心です。
室温そのものは見えても、ペットの様子までは分かりません。実際にどう過ごしているかを確かめたい方は、ペットカメラの比較記事もあわせてご覧ください。室温は機器で計測し自動で制御しつつ、様子そのものはカメラで見守るという役割分担ができます。温度センサー付きのカメラもありますが、本記事の機器は室温の計測と制御、カメラは様子の確認と、得意な役割が分かれています。
そして、室温管理はあくまで補助です。エアコンで温度を整えても、ペット自身が涼をとれる場所や、水分をとれる環境は別に用意してあげたいところです。夏場であれば、犬用ひんやりマットの比較記事で、体を直接冷やせる涼み場所の選び方をまとめています。自動制御と、水分・日陰・換気の併用が前提と考えてください。
暑さや寒さは体調に関わります。ここで紹介した仕組みは、熱中症や寒さ対策を完全に保証するものではありません。ぐったりしている、呼吸が荒い、食欲がないなど、いつもと違う様子が見られたら、室温にかかわらず早めにかかりつけの動物病院へ相談してください。
※本記事は各製品の公式サイト・公開情報にもとづく比較記事です。仕様・対応機能・参考価格は2026年8月の執筆時点の情報であり、変動します。エアコンの対応可否は機種により異なります。最新の情報は各製品の公式サイト・販売ページでご確認ください。